習うより慣れろ
AIの使い方として、まず「レンチン蒸しうどん」の作り方から始まった当AIコラムではあるが、生成AIは今のところ仕事を手伝ってくれる、身近な「道具」であるということをご理解いただけたであろうか。
このまま、生成AIが進歩し続けたら人類を滅ぼすことになるかもしれないとか言われたりもしているけど、今のところ、我々が使っている生成AIは人類を滅ぼそうとはしていないし、我々を殴ったりもしない。AIは、我々にとっては便利な「道具」であるにすぎない。
このコラムは、巷にありそうでない、生成AIに触ったこともない、PCやスマホは使えはするけど決して得意とはいえないという方々に向けたものです。
さて、生成AIの使い方をネットで調べようとすると、「プロンプトエンジニアリング」であるとか「ハルシネーション」「トークン」「マルチモーダル」等々いろいろな専門用語が出てくる。いずれ、そういった言葉についても説明することになるけれど、最初からそんなものを覚える必要はない。
ChatGPTやClaude、Geminiといった生成AIは「道具」なのだから、道具の使い方を身につけようというのなら、そうした言葉の意味を考えるよりも、「習うより慣れろ」で、まずは手を動かしてみることです。「はさみ」の使い方を覚える前に、これが和鋏、こっちが洋鋏で、ここが裏すき、ここが峰なんて知らなくても問題なかったでしょ?
AIと話そう
生成AIに慣れるための第一歩は、とにかく普通に話しかけてみることです。
どんな質問を投げかければいいかと言えば、それは自由だ。各人、自分の関心のあることについてAIに訊ねてみればよい。
「今読むべき面白い本はないかな?」
「ドル円相場は今後、どうなる?」
「イラン情勢について、分かりやすく教えて」
「新しい靴を買いたいのだけど、どんなのがいいかな?」
もちろん、「今日の夕飯は何を食べたらいいだろうか」でも構わない。
話しかければ、それなりの応答をしてくれるから、それに合わせて会話を続けていけばいい。それだけだ。そうすることが第1歩だ。
とはいえ、回答内容の情報が古くないか?と思うようなこともある。そういう時は、その情報古くないか?と指摘してやればよい。はじめから「最新の情報を…」と付け加えるのもいいだろう。
どうせ訊ねるのなら、直接「君は何ができる?」と訊ねるのもいい。そうすると、たいていは、「話し相手・調べもの」「文章の作成」「簡単なアプリやツールの作成」などを挙げて、それ相応の説明をしてくれるだろう。どの生成AIを使うかで、そこは多少違ってきたりするが。
どのAIを使う?
さて、話しかけてみようと言われても、どうやれば?と思う方がおられるかもしれない。
WindowsPCなら標準ブラウザであるMicrosoft EdgeからCopilotが使えるし、Macでもスマホでも、ブラウザとしてChromeを使っているのなら、その検索窓で質問すると、Geminiが答えてくれる。その意味で、この2つは手軽に使い始められる。まず、そこで質問してみるのもいいかもしれない。
ただ、生成AIと一言でいっても、複数のサービスがある。さっき紹介したのは、GeminiとCopilotであるが、他にChatGPT、Claude、Grok、DeepSeek、Kimiなどいろいろある。もっとも、一般に知られているのは、ChatGPT、Claude、Geminiだろう。基本的には、どれでも好きなのを使って構わない。
とはいえ、やはり、ChatGPT、Claude、Geminiの3つのうちから選ぶのが穏当と思われる。なぜなら、使い方に関する情報がネットに多く存在するからだ。使っている人が多ければ、それだけ使い方に関する情報が多く、学びやすいということだ。ゆえに、この3つからが無難。実際、この3つが使いやすいから、それだけ使われているというのも間違いない事実だ。
この3つのうち、どれを選べばいいか。それは、いずれも無料で試せるので、自分で試して決めればよい。何となく自分好みの回答をするものを選べばよい。もっとも、この3つのうちなら、特に比較せずに選んでしまっても、大きな失敗はない。気に入らなくなれば、後で乗り換えればいいだけだし。
使うためにはどうすればいい?
これらの生成AIを使うために、まず最初にするのは、各生成AIのWebサイトに行ってみることだろう。検索窓で「ChatGPT」でもいいし「Claude」でも「Gemini」でもいい、いずれかを入力する。そうするとそれぞれのWebサイトが表示されるはずだ。
とはいえ、ここで落とし穴があったりする。早い話が偽サイトが上位に出てくることが頻繁にあるのだ。次のURLを選ぶのが正解だ。
ChatGPT → chatgpt.com/openai.com
Claude → claude.ai
Gemini → gemini.google.com
各サイトに行ったら、説明をよく読んで、指示に従って使い始めればよい。
他には、アプリを使う方法がある。今でも、どちらかといえば、こちらの方が一般的かもしれない。
PCであれば、前記の各サイトからダウンロードができる。少なくとも、ダウンロードページへのリンクはあるはずだ。スマホなら、それぞれの機器に応じてアプリをダウンロードしてインストールすればよい。
インストールが終わって、指示に従って設定をしたら、PCでもスマホでも構わない。さあ、安心してAIに話しかけていきましょう。
と言いたいところなのですが、現実は少し厳しい。いきなり殴られたりしないという意味では安全なのだけど、時として古い情報に基づいて回答するなど、AIもポンコツなところを見せる。次回は、その辺りについて少し詳しく説明しましょう。
(コラムAI編第2回 終わり)